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「練習」って何でしょう?

ただたくさんボールを打てばいいんですかね・・・?


そもそも練習って何だろう?

そんなことは誰も他人から言われなくともわかっていることですよね。もちろん、自分自身が上達するために行う行動ですよね。

練習場でゴルフの練習をしている人を観察してみると、練習の目的を明確にし上達を目指してい切磋琢磨しているというよりも、できない自分を痛感し、ミスした原因をああだこうだとレッスン用語に置き換え、次のショットには記憶した知識を思い出しながらやっているつもりになっている、四角いジャングルの格闘家然とした自分に酔いしれているとしか思えないゴルファーも少なくないように感じます。

痛烈な批判はさておき・・・

大辞林第三版(三省堂)によれば(http://www.excite.co.jp/dictionary/japanese/?search=%E7%B7%B4%E7%BF%92&match=beginswith&itemid=DJR_rennsyuu_-030)「技能・芸事などが上達するように同じことを繰り返しならうこと」だそうです。

ここでのキーワードは「上達するように」と「繰り返しならう」ことです。この「ならう」は「習う」というよりも「倣う」ことでしょう。

私の考えでは、レッスンは「習う」もので、練習は「倣う」ものです。つまり、レッスンで、上達するために一人一人のゴルファーが何にフォーカスするべきなのかを「習い」、練習で自分自身で「倣う」のです。まあ、レッスンで習っていることがしばしば本質的な上達に結びつかないことも少なくないようですが、それは、ここでのフォーカスではありませんから、あくまでも習ったことが上達に結びつくという前提で話を進めましょう。

更に、英英辞典で調べてみました。練習とはPracticeですね。practiceを英英辞典(http://dictionary.reference.com/browse/practice)で調べると、国語辞典では1つしか定義が出て来なかったものが英英辞典では5つもの定義が出ていました。

1.habitual or customary performance; operation: office practice. 慣例や常日頃からやっていること。行動。

2.habit; custom: It is not the practice here for men to wear long hair. 習慣、風習、決まりのようなもの。

3.repeated performance or systematic exercise for the purpose of acquiring skill or proficiency: Practice makes perfect. 技能の習得や習熟を目的に反復して行う行動やシステマティックなエクセサイズ。

4.condition arrived at by experience or exercise: She refused to play the piano, because she was out of practice. 経験やエクセサイズを通じて培った状態。

5.the action or process of performing or doing something: to put a scheme into practice; the shameful practices of a blackmailer. 行動そのもの、および、或ることを実施すること。

というものです。

言葉が変わればいろいろな定義があるものですね。

私が言うところの練習とは、大辞林の定義や英英辞典での3番めの定義のことなのは、皆さんもお解りでしょうし、皆さんもそのつもりでゴルフの練習をしているのだと思います。

しかし、実際には頻繁に英英辞典で言うところの1番や2番、5番であるようです。

私の理論では、というよりも人間の動作のパターンにおいては、ゴルフ・スウィングは巷で言われているように「特別」なものではなく、極めてありふれた、誰もが普段の生活で自然に行っているパターンと大差のないものなのです。

それに関しては以下の2つの読みものをご参考にしてください。

ですから、練習でのフォーカスは、自ずとゴルフ・スウィングを独立した特別な動作として構築するということではなく、既に誰でも持っている動きのパターンとゴルフ・スウィングの架け橋を構築するということです。決して、何をやっているか自分自身がコントロールやイメージできないものを闇雲に反復し、いつの日か突然できるようになることを期待して行うものではありません。

私はしばしばレッスン中に生徒さんにお伝えするのですが、まず、何が正しいか理解しないと正しいことはできない。そして、自分自身が正しいことを行うということが、間違ったことを行っている自分とどう違うのかを感じられなければ正しいことはできないのです。

ここで、注意していただきたいのは、「正しいこと」と「正しいと考えていること」は根本的に異なりますし、「正しいことを行っている」と「正しいことを行っているつもり」も全く異なることだということです。頭で考えているから体がやってくれているだろうという考えは、あくまでも「淡い期待」だけであって、実際には「できていない」という前提で練習を進めた方が間違いなく効果的なのです。しかし、実際には「やっているつもり」=「できている」という前提で練習をしているゴルファーが極めて多いということを認識するべきなのです。

自分自身の身体ですから、本来はできているのかできていないのかを判断することはさほど難しいことではないのです。しかし、ボールを打つことにフォーカスを持ち、良い当たりをすることをフォーカスにして練習している中では、殆どの場合において正しいか正しくないかを感じることはできません。なぜなら、ボールに当てたい、良いショットを打ちたい(それが、本当にそうした結果を引き出すものであれ、そうでないものであれ)というフォーカスができてしまえば、そちらを感覚として優先させてしまい、それを感じようとあなたの脳は一所懸命働くからなのです。そして、人間ならば本来いとも簡単に感じられるべきものでも、感じられなくなってしまうのです。

ゴルフ・スウィングは「如何にクラブを振るかだ」と考えているゴルファーが多いようですが、実際はそうでは無いと考えたほうが全体像が構築しやすく、ゴルフの上達に役立つのです。如何に身体を動かすことによって、結果的にゴルフ・クラブが振られるかなのです。あくまでもスウィングの原動力はあなたの身体であり、動きとして身体を司ることは、頭で部分の形を考えることではなく、感覚で動きの目的に則した全体像を身体を表現することなのです。そして、その感覚というものは、レッスン書のように一つの形だけを必死になって作るというたぐいのものではなく、その場で決めた目的を達成するというタスクに対して作られるものなのです。

ということは、どれだけレッスン記事を読もうが、どんなに多くのレッスン書を読破しようが、どれだけ頻繁にレッスンを受けようが、要するに自分自身の感覚として正しい動きはどういう感じなのかということが感じられなければ何も成就しないということなのです。そしてそのためには、自分自身が何を目的として、何を、どのような意図を持って、どうやって実行しようとするのか?そして、それを正しく行うということが、自分自身の感覚に落とし込んだら、どんな感覚を伴うものなのかを感じられる環境を作らなければならないということなのです。

練習とは、自分にとっての正しさを自分自身の感覚で捉え、正しくない全ての動きと差別化ができ、あらゆるショットに対して、自分自身の正しさを、その場その場で引き出せるようになるために「倣う」ことなのです。

こういったことをきちんと把握せずに練習をするということは、既存の自分のスウィングの動きを繰り返すだけですから、「無駄になる」のではなく、「上達するように」という目的がある中では「マイナス」なのです。

どれだけ、正しいことを正しいこととして認識をし、それを繰り返せるかが練習の効果の是非を決めるものなのです。そのためには、絶対に「正しさ」を自分自身の感覚で判別できるようになることが不可欠なのです。

だからといって誤解していただきたくないことは、形という意味での一つのことだけをやれば良いと言っているのではないということです。

正しさを認識するためには、正しくないことと比較をしてその感覚の違いを認識するということが必要になるのが人間の感覚というものです。

それを踏まえた上で練習に取り組むことが大切なのです。

© Copyright Koichiro Fujimoto, Ph.D. 2000-2015. All rights reserved.