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どうやって正しさを知るのか?


私の話を読んで、普通の理解力を持ち合わせた方が正しいことが何かを理解することはそれほど難しいことではないと思います。

しかし、「実際にその正しさを自分自身が練習をしているときに正しいと判断するにはどうしたら良いのだろうか?」となると、それほど易しく無いのが現実なのです。実は殆どの方が、ここでくじけてしまって、実際には論理的でもなく、現実的でもなく、そして、自分自身も「ゴルフだけ何でこんなに窮屈で困難なのだろう」と感じながらも、「正しさ」を判断できないから、くじけてしまう。そして、これまでの間違った動きを繰り返すということが多いのです。

私は生徒さんに、「英語の試験があるのに、数学の勉強を一生懸命しても、英語の成績は上がらないでしょ?」とお話をします。つまり、正しいことを練習するからこそ、上達するのです。

頭ではわかっていることが、実際に自分自身が体を使って動いてみると、現実としては似ても似つかない動きなのに、自分自身で判断ができない。何故なのでしょう?

殆どの方が、卵から孵って最初に見たゴルフの親鳥が、(不幸にも)「ボールを良く見ること」、「頭を動かさないこと」、「ヘッドをどうやって動かそう」、「体を回す」、「トップでセットする」、「バックスウィングが決まれば、ボールは狙ったところへ飛ぶ」というものなのでしょう。

欧米のように、ラウンドをする方が練習場で練習をするより安い。だから、ゴルフをゲームから始める。つまり、ゴルフはターゲットを狙って、ボールを狙ったところへ運んでナンボということを充分意識できる環境にあるのです。

例えば、ダーツやビリヤードのように純粋なターゲット・ゲームに於いて、まずやってみるよりも先に、投げ方のメカニズムやキューの動かし方をちゃんとできるようになってからという発想を持つ方はほとんど皆無なのではないでしょうか。

つまり、ゲームとしての枠の中で必要な技能を、ゲームの中で捉えるのである。だから、ダーツを投げるときの肘の角度や、バック・スウィングなどはある意味ではお構い無しなのである。それでも、大体目的は達成できる。そうすると、もっと目的を達成しようとする。つまり、ターゲットをもっと狙うためには、自分自身がどんな感じでやったらいいのかを感じながら練習をするのである。その結果が効率のよい動きを作り出す大きな原動力になるのです。

ダーツやビリヤードにかぎらず、ゴルフ以外の動作で上達を目指す時にバックスウィングや、体の各部分の角度を知り、考え、そればかりを考えてやることでいつかは素晴らしい結果を引き出せるようになると信じて努力するや人も皆無なのではないでしょうか。それどころか、そんなことは考えもせずに練習をすることが殆どなのではないでしょうか?何故なら、一番大切なのは、矢やボールが狙ったところへ行くのかということが、唯一の目的だと理解しているからなのです。

さて、ゴルフの場合、本来の目的に則さないことに意識を集中し、それどころか、本来の目的が何であるかを知りもしないゴルファーが少なくないように見受けられます。多分知識としては知っていても、自分にとっての目的を達成するために必要なことを見極めようと常に意識をしている人は多くはないのではないだろうか。

言葉としては「ゴルフは上がってなんぼだよ」と言いながら、「結局はボールが狙ったところにいけばいいんだよ」と言いながら、実は自分のとっている行動は全くそうでないという人が少なくないのです。

ゴルフとは到底思えないことをゴルフと考え、自分自身の枠を作ってしまっている人がほとんどで、打席で、打席なりにセットアップすることに集中し、その場に居る自分が、バックスウィングの上げ方や、トップの形を意識しながらスウィングをして、マットなりにボールが飛ぶかどうかを試しているのが練習になってしまっているのです。

これをゴミ箱にゴミを放ることに置き換えて考えてみると・・・・・

①まず、ゴミ箱に向かって正しくラインナップしているかどうかを確認する。そのときゴミを握っているグリップのV字がちゃんと右肩を指しているか確認する。

②バック・スウィングはもちろん手のひらから動かし始め、その時の腕の軌道と、手のひらの向きが(レッスン書に書いてある通りの)正しい角度になっているかを、確認する。

③それと同時に、膝が流れないように、そして、左肩があごの下に来るように意識することはもちろんである。

④レッスン書に説明されているトップの位置に腕が到達したら、その瞬間に下半身主導で投げ始めれば必ずゴミはゴミ箱に入るのである。

⑤もちろん、これら全てが、大きなゴミであれ、重たいゴミ、軽いゴミでも、もちろん、同じ動きにならなければいけないのである。

⑥ゴミ箱への距離が3mならば腕の振り幅は4時→8時、5メートルならば3時→9時にすることで、距離が調節できるのである。

そして、

⑦自分よりも高い位置にあるゴミ箱に放るには、体重を右足にかけて手のひらを開いて、コックを使って投げ、逆に低い位置にあるゴミ箱には、体重を左足にかけて投げるのである。

というのが、多くのゴルファーが信じているゴルフスウィングなのである。

こうして他の動きに置き換えて、恰も真実かのように見開き2ページ1項目、総計100項目以上に及ぶ多くのゴルファーが鵜呑みにしているゴルフのレッスンを書いてみると、読むことさえもバカらしくなってしまうどころか、それを通り越して、ブラック・ジョークにさえなってしまうのです。

しかし、ゴルファーはゴルフだけは特別だと信じて疑わないから、それが正しいと信じ続けるのです。そして、そんなことを考えなくても、実際に心地よく良いボールが打てる事を体験しても、慣れ親しんだゴルフレッスン的に考えないでやってしまっている自分自身に不安を覚えると同時に、慣れ親しんだレッスンの常識に何とか当てはめて理解し覚え、思い出しながら練習しようとするのです。

如何にその不安が無用であるかは、上に書いたようなことをしっかりと意識をして、ゴミをゴミ箱に放ってみたら良いのですが、多くのゴルファーはこんなこともやろうとするのではなく、頭で理解をして、レッスン書のように「ゴルフのショットはゴミ箱にゴミを放るような感じでやる」という言葉を覚え、言葉を思い出し、それをやろうと考えながらやることと理解するのです。

さて、何故、こんなばかげたことを書いているかと言うと、実は頭で理解をしても、なかなか自分の体で感じようとしないゴルファーが余りにも多いからなのです。

こうやってゴミを放るということに当てはめると、明らかにばかげたことだと誰でもわかることが、ゴルフのためにやっているとなると、一瞬にして解らないと言い始めるのです。

他で述べたので、詳しくは説明しませんが、人間の脳は反復して行われる動作に対して、その動作が良いものであれ、悪いものであれ、パターン化をし、その動作のプログラムを構築してしまうのです。この脳の機能、多くの場合人間は極めて上手く使っているのですが、ゴルフにおいては非常に悪用しているのです。

脳の機能は素晴らしいがために、間違ったことでもきちんとパターン化をするのです。そして、パターン化に含まれるものは、ゴルファーが独立した部分の形や使い方を箇条書きのように覚えているようなことではなくて、或る意識やキーワードをきっかけに、一連の動作をぞろぞろっとつなげてパターン化しているのです。

つまり、どれだけ、正しい動きを意識をしても、どれだけ、理解をしても、どれだけ、素振りで正しい動きができたとしても、一たびボールを打とうとした瞬間に、脳がプログラムをロードして、体に指令を送ってしまうので、一生懸命考えてきたロジックと意識は水の泡になってしまうのです。あなたの行動は実際ロジックがコントロールしているのではなく、脳がコントロールしているのですから、その脳が持ったプログラムと喧嘩をしたところで勝ち目はないのです。

そもそも、練習のやり方がまずいのです。目的意識が欠如している、或いは、全く違うことに目的を設定して練習していることが人間のコーディネーションを作ることにつながらないのです。まずはボールを打ってみる。そして、打ったボールの結果をもとに自分の動作の良し悪しを(あくまでもやったつもりのこととか、レッスンの常識的な言葉と結び付けて推測して)判断しようとする。それでは、常に、「ボールを打とう」という、既に脳にできてしまっているプログラムになっていることしかできないのは当然のことなのです。

そして、いつも結果としてのボールで判断しているものだから、クラブなしに、体だけを動かしてみると、間違いようも無いくらい全く異なったパターンの動きでさえも自分自身で解らない状態になってしまうのです。

意識構造の問題で、集中するものが他にある場合、他の感覚は認知しないのが人間なのです。

「ボールを打とう」と考えたとたんに、これまでのボールを打つときに自分が大切に感じていたことを、あなたの体は無意識に感じようとしてしまうのです。だから、明らかに違うパターンの動きさえも感じられないのです。

では、練習でどうやったら正しい動きが判断できるのでしょう?

キー・ポイントは5つあります。

①何が正しい動きであるかを、これまでの間違った動きと比較をして、クラブなしで、体だけで動いてみて、自分自身の感覚でその違いを明確にする。何故なら、クラブを持つとあなたは豹変してしまうのです。それを認識してください。本来は、ここに一番時間をかけるべきなのです。

②ゴルフ以外の動きで、正しい動きを引き出せる、つまり、頭で考えながらではなく、ある動きをしてしまいさえすれば、意識をしていようが、していなかろうが、体には正しい動きのイメージが伝えられる術を持つ。これはきっと全く???である人が多い要素ではないでしょうか。ゴルフは特別なものとしてやってきている人が多いですからね。

③弱い動きでよいから、自分自身が明確にした正しい動きの感覚を確認しながら、スウィングをし、その感じを保ちながら(もちろん確実にできていることを認識しながら・・・その場にいる私に「本当に今のでできたのですか?」と突っ込んで質問されても、「確実にできました」と、言い切れる状態で)行う。

④こうして、自分自身が正しい動きを行っている事を確認できている感覚を作ります。それから、ボールを打ってみる。このときの目的は決して「ボールを打とう」ではありません。③で培った感覚を、ボールに対してセット・アップしても、その感覚を確認できるかを試すことが目的です。ですから、当たりもショットの結果も度外視して構いません。実際に、アマチュアーの皆さんの練習で最も欠如している要素は、ここなのです。

つまり、目的意識が薄弱で、ただ、当たりやボールの行方ばかりを考えている、それだけが目的になってしまっているのです。

⑤動きのパターンを常に踏襲し、慣れること。無意識に打ってしまっては、すぐにもとの動きに戻ります。そしてそれは瞬時に起こります。油断する事なかれです。弱くやってできると、すぐに飛ばそうとするのも、悪い癖です。まずは、自分自身で完全にコントロールできる「因果関係」を作りましょう。そして、それを徐々に育むのです。

プロセス中におかしくなったら、①に必ず戻りましょう。そうでなくても、頻繁に①に戻ることが得策です。やっているつもりだからやれているとの誤解が大きな落とし穴です。動きは頭で考えることだけでは起きません。

もちろん、最初から、全ての動きを通しで行えるわけではありません。一度の練習で、全てをいっぺんに行おうとせずに、時間を区切って、一つ一つの目的とする動きの感覚を確実に自分の感覚にしてゆくことが大切なのです。

あなた自身の体の感覚なのですから、あなた自身が感じ、判別できるようになるしかないのです。

しかし、ここまで説明しても多くのゴルファーの反応は、「それで、具体的にはどこをどう動かしたらいいんですか?」と宣うのです。

全くどうしてしまったのかと思います。自分自身が自分自身のために考えて何をどうするかと考えることを放棄しないでください。

何を目的として動こうとしているのかを明確にするだけで、人間はかなりのことを実行できるのです。そして本来よりやりやすい方法を試行錯誤を繰り返しながら模索してゆくのが人間です。それも、もちろん本来の目的を達成しようという意図の中でそれを行なっているのです。しかし、ゴルファーの多くは目的意識が本来の目的にない場合が余りにも多いのです。そして、もっと悪いのは自分自身の感覚を作ろうと言う意図もないのです。すべて写真の形と言葉と照らしあわせて、確認をしてやっているつもりになればできていると考えているのです。

上記の例に対してレッスン中に「Dr.今のはどうですか?」という質問をしばしば受けますが、①、②のプロセス中ならば適切な質問だと思いますが、それ以降のプロセスでは・・・「自分ではどう感じてるのですか?」と、自問自答することが必要なのです。あなたが感じようとしていることを、他人に判断してもらおうとしてはいけません。あなたの体の感じはあなた自身が一番良くわかるのですから。「俺に聞くなよ」。

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