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発想を転換し、考え方を変えればミスショットの原因はたったの2つになるのです

それってありがたいことなのですよ、本当はね。


レッスン書やゴルフ雑誌のレッスン記事を読んでいると・・・

「すべてのミスには原因が有る」

と個々のミスに対して様々な部分の形の違いを取り上げそれが原因であると説明されています。

なにやらとても緻密でありがたいお話のようなにおいがしますね。

スライスはフェースが開いてボールに当たるのが原因であるとか、ミスショットはボールをよく見ていないからだとか、トップはヘッドアップが原因だとか。

「おおっ、そんなことが原因だったのか・・・わかった!」と何度も思ったことがあるのではないでしょうか?

そして、ミスが出る度に、秘蔵の記憶の箱から『ミスショットの原因』なるものを思い出し、次のショットにはそうならないように十二分に気を付けて・・・

あれ?もっとひどいミスが連発!・・・原因がわかって、それをしないように気を付けたのだから、治ると信じていたのに・・・

という経験をしたことのある人も少なくないのではないでしょうか?

練習場で無尽蔵に何度も練習をしてミスを治せるならまだしも、ラウンドでは次の一打で何とかしなければならないのですよね。

つまり、もし、仮に、万が一、レッスン書に書かれているミスの原因が本当にミスの原因だと一万歩ほど譲っても

各々のミスにそれぞれの原因があるという発想は、ゴルフではあまり良い考え方とは思えないと言わざるを得ません。

無数に存在するミスの原因の中から

そんなに都合よく、その場で的確な記憶を引っ張り出し

それを練習場でも何発も打ってやっと修正できるようなミスを

ラウンド中だけ都合よく次の一打で治せるという期待をしてしまいますか?

もし、本気でそんなことを期待しているのであれば、余りにもお気楽すぎだと思います。

でも、ゴルフの発想を従来の発想から転換して正しい発想をすれば、ミスショットの原因は2つしか無くなり、あなたのゴルフを極めてシンプルにすることが可能になるのです。

もちろん、これは巷に氾濫している”おいしい話”の類ではありません。

あくまでも科学的な原理原則と、正しい論理展開を基に考えた場合、そうしたことが可能になるというきちんとしたお話なのです。

他の多くの読み物の中でも何度も触れましたが、既存のゴルフレッスンは”平らなところからフルショットをして真っ直ぐボールが飛んだ時に、結果的に表面上に現れる形を、説明に都合の良いところだけを抜き出して説明する”という、明言されることのない明らかな定義の基に説明が進められています。

また、その説明は、人間が動作を習得および実行する際の優先順位とは関係なく、時系列に沿って行われるものがほとんどです。

そうした”隠された定義”によるゴルフスウィングの説明方法を用いるがために、一つ一つの現象に対して様々な原因が存在するかのようなレッスンが氾濫することになります。

もちろん、ミスの原因に関する記述だけでなく、他のレッスンに関しても、多くの場合見開き2ページ1項目的なプレゼンテーションが”基本”となっている”ゴルフレッスンカルチャー”に於いて、個々の説明はそうした結果として表面上に現れる形の写真が提供されます。

そして、ご親切に写真に現れている形の説明を言葉で行ってくれますから、読み手にとってその項目に書かれていることは極めて単純に理解ができ、安易に「なるほど」「わかった」という気持ちにさせてくれるのです。

しかし、残念ながら、その項目に書かれていることが「わかり易い」からと言って、それがゴルフの習得にとってプラスなのかどうかというと、全くそういうことではないのです。

そもそも、どの項目にも、なぜその項目が大切なのかという説明がなされることは無く、唯一とも言ってよい理由は、「皆そうなっているから」というものなのです。

しかし

ゴルフの全体像を考えてみると、そして

一人の人間がゴルフをするということを考えてみると

そうした「極めてわかり易かった」断片的な情報は、逆に極めて実行を複雑にする

ということなのです。

一つ一つのミスに呼応した原因が存在するということは

ラウンド中の自分自身のパフォーマンスに対して異なるミスの原因がいくつも発現する

ということです。

これは実はあまりありがたくないお知らせですよね。

何せ、ミスショットが出る度に、次のショットで意識することを変えなければならないということなのですから。

幸いにもすでに犯してしまったミスショットに対して、レッスン書に書かれているミスの原因を正しく思い出せたとしても、次にショットに対してはその項目を修正するという目的が発生することになります。

そして、殆どの場合、そうした新たな項目の存在は、全体のパフォーマンスレベルの低下を招くのです。

多分、多くの方が経験していることと思いますが、ラウンド中にショットが狙ったラインからかなりずれて飛んでしまった時、同伴プレーヤーからのご親切な「だってそっち向いて立ってたよ」と言うご注進をいただく。

その結果、次のショットでは立つ方向のことばかりが気になり、前のミスショットよりももっとひどいミスが起こってしまうのです。

これは他でもない主目的がターゲットを狙うというゴルフ本来の目的から、セットアップの方向を気にするということに変わってしまったために引き起こされる現象です。

実は人間の動作は、ゴルフレッスン書に書かれているような時系列に従っていろいろな部分の形を羅列して一つの動きを作り出すというシステムではないのです。

それはロボットの話。

人間のシステムはもっともっと質が高く、もっともっと適応性の適応性の高いシステムなのです。

人間の動作は主目的の達成に対してすべてをコーディネートするという方法を使っているのです。

そして、そのコーディネートの根幹にあるのが、いわゆる「イメージ」と呼ばれるものなのです。

例えばあなたがゴミをゴミ箱に放るときに、無意識に事前の動作を通じて、「入りそう」な感じを作っているのを「イメージ」と呼んでも良いでしょう。

このイメージの構築に必要なのは、脳から身体へ指令を送るリハーサル的なもので、実際には表面上に動きが現れていなくても、脳から身体への指令を送ることで、できる感じを確立していると考えられています。

つまり、脳と身体の両方が「できる感じになる」という状態が、良いイメージを持つということなのです。

さて、実際にはそうしたシステムで人間の身体がタスクを実行しているにも関わらず、実際には極めて数多くの種類のミスが存在するミスショットの一つ一つに対して、様々な部分の悪い形や動きを説明したミスの原因(と名付けられた「現象」)が存在するとしたら、どうなってしまうのでしょう?

人間のシステム的に考えるとこういうことです。

各々のミスショットに対し、次のショットで修正をするために、新たなタスクを設定しなければ治しようがないということを明言しているということです。

どうもあまりありがたくなさそうな情報です。

本来の主目的ではなく、ミスの原因と言われている現象を治すという主目的が現れることになります。

もちろん、実際には人間の機能は極めて優秀ですから、そうした部分的な修正を主目的として設定し、実行した時にそれを実行することはたやすいことだと考えられます。

しかし、だからと言ってそれが次のショットを素晴らしいショットにしてくれるかというと、残念ながらそういうことにはなりません。

他の読み物の中で詳しく説明していますが、科学的に言うとゴルフスウィングはあくまでも下半身の力を上半身→腕→クラブに伝達することで構成されます。

そして、人間の身体能力の限界を考えると、上半身の役目は能動的に動かすのではなく、受動的に下半身の力を伝達するという明確な役目を担っているのです。

そもそも動きとは形の羅列ではなく、力のプロダクトですから、ゴルフスウィングもほかの動作と同様、効果的な出力パターンという絶対的な最優先要素を活用して、出力の方向を様々な方向へ変えることで、ラウンドで要求される様々なショットを作り出していると考えられるのです。

つまりは、最初に習得すべきことはグリップの握り方ではなく、ボールに上手く当てることでもなく、出力パターンなのです。

そして、一打一打のショットに対してその場でその出力パターンを崩すことなく、「できる感じ」を作り出すのがイメージです。

ですから、単純に捉えれば

そのイメージ作りが正しく実行でき

そのイメージ通りのことが実行できれば

良いショットをすることができる

ということになります。

一方、ミスの原因は

事前にイメージを正しく構築することができなかったか

イメージ構築は成功したものの、実行の際にそのイメージ通りのことができなかった

かの2つしか無いということになるのです。

どうです?かなりオイシイ話でしょ?

しかし、これはオイシイだけではないのです。

実際にトーナメントプレーヤーと話をすると、意識的ではないにしろ、こうしたシステムを使っているとしか考えられない行動をしているのです。

事前にできる感じのしないショットはしない。これが鉄則。

これはミスショットをした後でももちろん同じ。

そもそも、ミスショットのことを考えるのではなく、次のショットのことを考えるのが筋なのです。

打ってしまったショットは取り戻せない。

どうやってミスしてしまったショットを治そうか考えることよりも、次のショットのイメージをより良くすることの方が、もちろん生産的ですよね。

これは単に論理展開や机上の理論ではなく(そして、もちろん結果の形の説明などという、意味もない、稚拙なものでは決してありません)、実際に人間が動きを司るシステムを考慮すると、そう考えることが最も的を射ているのです。

そして、この考え方の最も優れた点はミスを修正するためにすべきことが、良いショットを作り出すためにすべきことと全く同じことであるということなのです。

そして、この考え方の最も優れた点は

ミスを修正するためにすべきことが

良いショットを作り出すためにすべきことと全く同じことである

ということなのです。

つまり

その場その場のショットの主目的を明確にし

事前のプロセスを通じてそのタスクを実行できそうな感覚を

自分自身が動き、自分自身の脳と身体に「できる感覚」を伝達する

ということです。

このシステムに絶大なる価値観を抱けないようでは、そもそもゴルフの上達を望むことは不可能と言っても過言ではないのです。

脳は、決して部分の形の羅列の情報を基に動きを作り出しているのではないのです。

あくまでも主目的を達成するということにに対して、全体のコーディネートを行うのです。

もちろん、これまでのレッスン書に書かれている、並列的で断片的な情報に対して多くのゴルファーが取ってきた対応の仕方、つまり、形を説明する言葉を記憶し、それを思い出しながらやっているつもりになって満足するという方法で、こうしたシステムが一朝一夕で習得できるわけはありません。

また、これまでのように、いくつものボールを連続で打ち、狙っていると考えているところにボールが飛んだら「できた」と判断するような練習方法を継続していても習得できるものではありません。

他の物事と同じように、ゴルフでも新しいシステムに対しては、もちろん新しい練習の仕方が存在します。

そして、それを踏襲することで

部分部分の形にばかりこだわり

無数の断片的な情報を記憶し

それを思い出し実行できることを祈りながらショットをする

という

馬鹿げたゴルフに永遠にさよならをすることができるのです。

© Copyright Koichiro Fujimoto, Ph.D. 2000-2015. All rights reserved.