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相関関係と因果関係の違い、ご存知ですか?


ゴルフレッスンでは写真の形を言葉で説明し『皆こうなっている』などの説明をもっともらしくして、それが上達のために大切なことであるかのように書かれています。

そもそも『皆そうなっている』わけではなく、提供された写真ではそうなっているということだけで、そうではない優秀なプレーヤーはたくさん存在するのですが、それは無いことになってしまうのがゴルフレッスンの特徴なんですよね。

ある意味、出し手にとってこんなに便利な習慣は無いのですが、受け手にとっては極めて悪質な情報操作なのです。

「ゴルフ・レッスン」とか、「スウィング分析」と称して、写真の形を説明することがゴルフ界では当たり前となっていて、恰もそれが有効であるかのように説明されています。

せっかくビデオが普及し、PCで分析できるようになったというのに、やっていることは相も変わらず静止画に線を引いて形と角度の説明ですか?

技術が進歩しても、使っている人間の能力が進歩していなければ、こんなものなのです。

静止画の形や角度の説明をするという手法は、1950年代から行われているものなのです。

しかし、ゴルフ界ではいつまで経ってもそれをありがたがっているのです。

その静止画をどう使うのか?

そうです、その写真に現れた一部分の一瞬間の形を模倣することで、上達を促せると説明されているのです。

例えば、プロは皆インパクトで「○○となっている」などの表現がそれです。

説明に則した写真を持ち出してきて「皆こうなっている」と言われれば、受け手としては「そうなのか」と感じてしまうかもしれません。

実際、「皆」という言葉の使い方に大きな問題が有るのですが、ここではそれよりももっと大きな問題についてお話しましょう。

仮に形としてそうなっているとしても、それと、その形を模倣すれば上達するということは全くの別物なのです。

つまり

形がそうなっていると言うのは

あくまでも相関関係であって

因果関係を示唆するものではない

ということです。

相関関係と因果関係とは常に同一ではありません。

この2者を混同すると、時として、大きな誤解を招くことなります。

ゴルフの場合、「アプローチの距離感は振り幅で調節する」と公言してはばからない輩が掃いて捨てるほど存在します。

これは、ここでお話しする「相関関係」と「因果関係」の違いを理解してもらうにはうってつけの事象です。

相関関係とは

Aという現象とBという現象に間に、何らかの一定の関係が存在する

と言うものです。

それに対して、因果関係とは

Aという事象がBを引き起こす

と言うことなのです。

例えば、「30ヤードは4時から8時、50ヤードは3時から9時の振り幅で打つ」というレッスンがあったとしましょう。

仮に上級者が30ヤードと50ヤードのアプローチを打っている写真を撮って見た結果、それが現れていたとしましょう。

それは、相関関係が成り立っているということです。

では、果たしてそこに因果関係が存在しているのでしょうか。

つまり、4時から8時の振り幅でスウィングをすれば、誰が打っても30ヤード飛ぶということなのでしょうか?

逆に言えば、4時から8時の振り幅で違う距離は打てませんということなのでしょうか?

これは、明らかに間違いですから、因果関係は成立しません。

この逆説的に捉え、検証してみるというのはとても良い方法ですので、覚えておくと良いですよ。

例えば「トップが決まればショットが決まる」というのを検証してみましょう。

同じトップのポジションから、違うショットは打てないということが証明されば、因果関係が有るとみなしても良いでしょう。

科学的にはそれでは足りませんが、経験的にはそう考えても良いでしょう。

実際には、同じトップのポジションから、いとも簡単に違うショットが打ててしまいます。

ということは、これは単なる相関関係(相関関係に関しても、かなり怪しいですがね・・・)以外の何ものでもないので、実際の技能を習得する際にフォーカスすべき要素ではないのです。

つまり、それを意識して練習をしたところで、アプローチの距離感が良くなるということでは無いのです。

そうそう、アイスクリームの売り上げと性犯罪の発生件数も高い相関関係があるのですよ。

でも、因果関係は全くありません。

こうした誤解を招くというよりも、相関関係と因果関係を理解せずに「こうすれば上手くなる」的な表現が巷には溢れています。

それならまだ良い方で、もしかしたら、形に当てはめて、無理や何かを語っているのかもしれませんね。

(そう言えば、ある出版社のゴルフ関係の編集長が「ゴルフレッスン書を教科書とは思ってないよ。売れればいいんだよ。」と言っていたのを思い出しましたよ。)

ですから、ゴルファー自身が正しい情報が何であるのか、自分自身にとって有用な情報が何であるのかを、正しく取捨選択できる知識を持たなくてはならないのです。

多くのゴルファーが鵜呑みにしているゴルフレッスンの情報。私のようなバックグラウンドを持った人間が見ると、本当に杜撰なものがほとんどなのです。

それが無駄ならまだ良いのです。

しかし、実際には害なのです。

あなたがどれだけ努力しても、上手くなれない方法である可能性が高いのです。

それこそ、レッスン書も一切参考にせず、レッスンも受けずに、自分自身の感覚に任せてボールを打ち続けた方が上達する可能性が高いと言っても良いのです。

相関関係と因果関係の差別化もできないで動きを指導できるわけがないのです。

どうか皆さん、自分自身を自分で防衛してください。

© Copyright Koichiro Fujimoto, Ph.D. 2000-2015. All rights reserved.