HOME

トップページ

コンサルティング企画情報

Dr.Koichiroプロフィール

Dr.Koichiroはどう違うか?

イントロダクション

必ず一度はお読みください

最初にお読みください

ゴルフIQテスト

何をレッスンに求めるべきか?

コンサルティング要綱(pdf)

コンサルティング情報

新着情報

Dr.Koichiroのゴルフの考え方

練習をもっと真剣に考えよう

ゴルフクラブを真剣に考えよう

イップス関連

Watch Me On Youtube

Facebook

お問い合わせ

これだけはお読みください

読み物リスト

トピックのリクエスト

著作権について

能動的と受動的な動き:これを無視したら絶対上達しない


結果として表面上に現れている形の模倣ばかりを考えているゴルファーにとっては、それら全てをゴルファーが能動的に作るものだと信じているのでしょう。

(厳密に言うと、能動的=意図的ではありませんが、大まかに言えば、近いことなのでここでの説明ではほぼ同様のこととして説明しましょう)。

しかし、実際表面上に結果の形として現れるものの多くは、実は受動的に起きてしまうものなのです。

受動的に起きる=本来意図するべきことを正しく行った結果自然に引き起こされることと考えると解り易いでしょう。

つまり

あなた自身が本来やるべきことをやりさえすれば

知る必要も

意識する必要もないこと

だということです。

一方、既存レッスンでは、結果としての形の説明ばかりに終始するあまり、ゴルファーがすべてのことをコントロールしなければならないこととして皆さんにお伝えしているのです。

簡単に言ってしまうと、だからゴルフは難しいのです。

だからゴルフは難くさせられてしまったのです。

実は、ゴルフが特別なのではなく既存レッスンの根底の考え方が(不条理なと言う意味で)特別なのです。

これまでのゴルフの考え方は、結果として表面上に現れた形を全てゴルファーが意図的に作るものだと説明されています。

実際に注意してレッスン書を見ると、それ以外の説明はほとんど存在しないということにお気づきになると思います。

そして、時たまそれ以外の説明があるように見える項目でも、実際に動きのことを熟知している者が読めば、結果の形から勝手な推測をしている以外の何ものでもない、間違った説明であるということが簡単にわかってしまう類のものなのです。

例えば

バックスウィングで右ひざを止めろとか

ダウンスウィングで右ひざを捻じり込めなどは、そうした誤った説明の代表選手です。

私から見ると、そうした誤った説明を知ったかぶりで平気でしてしまう人の気がしれないのです。

そうした無責任な知ったかぶりが、多くのゴルファーに影響を与えてしまうかもしれないとは考えないのでしょうか?

無責任極まりない輩だと思います。

ゴルフ仲間の戯言ならまだしも、職業として人を教える立場にある人が、決してやってはいけないことだと思うのです。

これは、テレビなどに出ているレッスンプロでも同様なのです。

知ったかぶりなのか、知識がないから、自分が間違ったことを言っているという認識がないのかわからないが、本当に信じられないくらい多くのゴルフレッスンの常識が間違いなのです。

無知だから間違っていても良いということにはならない職種ですよね。

ですから、皆さんにはしっかりとした知識を持って、落とし穴に落ちないようになってほしいのです。

話が大きく脱線したので、元に戻しましょう。

バック・スウィングでのクラブ・フェースのローテーション、クラブが上がる動き、トップの形や、切り返し後のいわゆる「溜め」、インパクト時の手首のスナップ的な動き、大きなフォロー・スルー、などなど。

これらの全てがゴルファーが意図的に作らないとならないものとして理解しているゴルファーは少なくないと思います。

もちろん、何故そのようにゴルファーが理解してしまうのかというと、レッスン書やゴルフ雑誌にそう書かれ続けているからに他ならないのですが・・・

しかし、実はそうではないとしたら?

実は、優先順位を守って、正しい動きのパターンで動きさえすれば、全て勝手に起こってくれるものだとしたら、ゴルファーにとっては紛れもない朗報ですよね!!

ですよね!?

それとも、これまで必死になってやってきたことが無駄になってもったいないと思うのでしょうか?

実際、正しい動きを体感したゴルファーが異口同音に「これまで何と無駄なことをやってきたのか」とか「こんなに簡単でいいのか」とおっしゃるのです。

そもそも、これまでのゴルフ界では物理の法則や脳の機能、人間の身体機能をやメンタル的な要素というものは全く考慮しないで、結果として表面上に現れる形の説明こそがゴルフ上達の鍵であるというアイデアに執心して来たのです。

ですから、実際に

①何を意図的にゴルファーが行うべき事であり(=能動的な動き)、

②何が、その意図的な動きの結果としてもたらされるのか(=受動的な動き)ということを、

明確に定義できるわけがないのです。

ゴルフクラブのような長い棒の先に錘が付いているものを振り回しても、意図した動きしか起きないなどということは、高校時代に習った慣性の法則を知っている人であれば全くの嘘であるということが簡単にわかることのはずなのです。

しかし、困ったことに、物理の知識に長けた人でも、ゴルフになると『ゴルフはそういうものなのだ』と鵜呑みにしてしまうのです。

(実際以前、関西の有名国立大学の工学部の名誉教授が、ゴルフクラブのヘッドの慣性モーメントの話で、クラブを垂直に立てて測定して、『慣性モーメントが大きいから、安定している』と平気で言っていました。

おいおい、ゴルフクラブはそうやって使わないだろう?って、誰も気づかないの?)

上で挙げた要素(バック・スウィングでのクラブ・フェースのローテーション~大きなフォロー・スルー)は実際は正しい動きの結果として受動的に起こる動きの例です。

ここで大きな問題となるのは

本来は受動的に起こってくれる現象を

ゴルファーが意図的に行うことだと誤解して動かそうとすることで

本来起こるべきことを阻害してしまう

ということなのです。

それだけではなく、もちろん異なる力が発生するわけですから、それの反作用で、意図しない動きが引き起こされてしまうのです。

釣りをやる方であればすぐに理解ができると思います。

釣竿の先には長い釣り糸とその先に錘と浮きと餌がついています。

言ってみれば釣竿はゴルフクラブの物理的特性をより誇張したようなものなのです。

釣竿を振る時の目的は餌の付いた針をポイントに投げるということですが、その時に、竿や釣り糸や錘や浮きの動きのすべてを釣り人が意図的に作るのでしょうか?

そんな馬鹿げたことはあるわけがないのです。

ゴルフも同様なのです。

どんなに苦労をしても、全てを意図的にコントロールしても良いのではないか?との疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう。

(もちろん個人的には私はする必要のない苦労はしたくないと思いますが・・・)

しかし、ここで、物理的には「動き」と「形」は性質の全く異なるものだという事実が関与してくるのです。

ゴルフ・スウィングの目的は、ショットの正確性と反復性を兼ね備えた中での飛距離を求めるものです。

そのためには、正しい力の伝達によって、できるだけエラーの起こらないパターンで、できるだけ大きな出力を発揮したいのです。

例えば、トップの形や切り替えし後の溜めのポジションを意図的に作ると言っても、本来の動きでは、バック・スウィングが下半身の動きから始まり、その動きが上半身とクラブを動かします。

そして、それによって、上半身とクラブがバック・スウィング方向へ動く力を受け取るのです。

上半身とクラブがバック・スウィング方向へ動く力を持っている最中に(厳密には、もっともっと狭義の定義がありますが)下半身が、フォワード・スウィングを始めることにより、上半身+クラブと下半身の間に引っ張り合いが生じるのです。

これが、俗に言う溜めなのです。

この動きのパターンの結果として溜めの形が生まれたものでなければ、その後のインパクトへ向けての出力を効率よく生み出すことはできないだけでなく、動きの正確性、反復性も著しく低下するのです。

このように、結果として表面上に現れた形と、実際の機能を持った動きとは、見方によっては同じものに見えるかもしれませんが、実際には全く別物なのです。

(「見方によっては」と書いたのは、ある一部分の形だけを見た場合と言う意味です。

人間の身体の動きは、数多くの部位が連動して、互いに影響しながら動きをコーディネートしていますから、一部分が同じに見えても、全体の相対的なポジションなどを考察すれば、全くの別物なのです。)

ゴルフは比較的長い棒の先にヘッドという錘の付いた道具を、かなりの速度(=力が大きいということですね)で運動させてプレーをするのです。

ですから、その物理的特性が実際の動きや、身体のポジションに与える影響を無視して語ることは不可能なのです。

これは、物理の原理原則ですから、もしレッスン書が言うように『ゴルフが特別』だとしても、避けて通れる類のものではありません。

クラブも持たず、腕も使わず体幹だけで効率の良いゴルフ・スウィングの動きを行った場合と

実際にクラブを持ってスウィングしたときの結果的に表面に現れる形を比較してみると

(特に長いクラブでフルショットをするときには顕著です。

何故なら先端のモーメントが大きいですから、自ずとそのモーメントに中心に近い部位が受ける影響が大きくなるのは当然なのです)

全く別物に見えるということなのです。

ついでに言うと、ゴルフのルールによって許されている14本のクラブの物理的特性は同一ではありませんから、効率の良いゴルフ・スウィングをゴルファーが行ったときに、結果的に表面上に現れる形は、クラブのみならず、身体の空間でのポジション及び各身体部位の相対的ポジションも、番手によって全て異なって然るべきなのです。

にも関わらず、『ゴルフの常識』と言われていることでは、すべてを同じにしろと書かれている。

少し、親切な(?)ものになると、ドライバー、FW、ロングアイアン、ミドルアイアン、ショートアイアン、アプローチ、パターなどと、カテゴリーを分けて、わざわざ打ち方の違いが存在するかのようにご丁寧に形の説明をしてくださる(単なる余計なお世話で、ゴルファーをより複雑な混沌に陥れている事に他なりませんが・・・)。

能動的に行うゴルフ・スウィングの動きは、他のスポーツの動きと比べて、何ら難しいものではありません。

むしろ、身体運動のパターンとして考えた場合、易しい部類に入るものだと言っても過言ではありません。

しかし、何をどういう視点から見るかによって、ゴルフは非常に複雑に、また事実とは全く異なるものとなってしまうのです。

なぜなら、使用する道具の物理的特性と、14本という、他のスポーツでは考えられない種類の道具の使用を許されているからなのです。

しかし、普通に考えればゴルファー自身が単純に同じ事を行いさえすれば結果的に14本のクラブはそのクラブなりの仕事をしてくれる方法論のほうが良いに決まっています。

そして、そうしたことを念頭に置いてゴルフスウィングというものは考えられるべきものだと私は考えるのですが、ゴルフ界はそうした発想は持っていないようなのです。

もちろん、この能動的、受動的な動きの要素が正しく行わずとも、なんとかなる類のものであれば、わざわざこうして特記する必要はないのです。

しかし、残念ながらこの原理原則に逆らうと、ゴルフの場合絶対に意図的に動きをコントロールすることができない、つまり、努力して練習しても大して上手くなれないというものなのです。

一方、この原理原則をしっかり理解、踏襲して練習を行えば、動きというのは極めてシンプルに、高い質の動きを確立することが可能なのです。

つまり、上達への近道が存在するということです。

© Copyright Koichiro Fujimoto, Ph.D. 2000-2015. All rights reserved.